私の母が数年前、子宮筋腫を患いました。

いつ頃からだったのか定かではありませんが、随分我慢していたようです。



当時私は高校生でした。

自分の体の事も家族の体の事も何も気にせず毎日を過ごしていました。

ある日、私を学校まで迎えに来た母が唐突に「今日、病院に行ってきた」と言ってきました。

最初は風邪は何かかと思って深く考えていませんでしたが、聞いていると婦人科に行ってきたとのことでした。



そこでようやくただ事ではないのだと悟りました。

母は気丈な人で滅多なことでは病院に行かない人でした。

そんな母がついに病院に行ったのですから、相当辛かったのだと思います。



高校を卒業する年に母が入院、手術をして子宮を全摘出しました。

思えば高校の半ばくらいから母がよく、貧血が酷いとか子宮が痛いと言っていました。

その頃から我慢していたのだったら、本当に辛かっただろうと思います。



手術が終わった後、母は楽になったと言っていました。

術後の痛みはあるけど、それまでの病気からくる症状は改善されたようです。



更年期を楽にするために、卵巣だけは残してあるそうです。

術後の経過も良く、数年経ちましたが母は今も元気に生活しています。

これからも元気な母でいてほしいです。